カテキン

カテキンって?

カテキンは植物に含まれるポリフェノールの一種。主に緑茶など、お茶の渋みの元となる成分(茶カテキン)として日本人には昔からなじみの深い物質です。血中のコレステロール調節や血糖値調節、抗酸化などの健康増進に最適な作用を持つため、ダイエットティーに限らずさまざまな加工食品・健康食品に広く利用されています。

カテキンは4種類

カテキンは、化学構造によって以下の4種類に分類することができます。

エピガロカテキンガレート

緑茶のみに含まれるとされる種類で、緑茶抽出液中のカテキンの50%以上を占めています。強力な抗酸化活性を示し、一種の抗がん剤として活用できるのではないかと研究が進んでいる最中です。

エピガロカテキン

エピガロカテキンガレートの次に緑茶に多く含まれるカテキン。緑茶に19%含まれ、特に水出しで多く抽出が可能です。細胞中のマクロファージを活性化させ、免疫機能をサポートする働きがあると考えられています。

エピカテキンガレート

エピガロカテキンガレートと共に「ガレート型カテキン」の一種に数えられるカテキン。緑茶中に13%含まれ、小腸の消化酵素リパーゼの働きをブロックすることによって、脂肪の吸収を調節する作用があります。

エピカテキン

加熱することでカテキンへと変性する種です。緑茶中の含有量は6%程度と最も低いですが、チョコレートやリンゴ、ぶどう、さくらんぼ、ブラックベリーなどのフルーツ、そら豆などの野菜類にも含まれます。

カテキンのダイエット効果

脂肪燃焼

脂肪細胞は大きく分けて、脂肪を溜め込む「白色脂肪細胞」と、溜め込んだ脂肪を燃焼する「褐色脂肪細胞」の2種類。カテキンにはこのうち褐色脂肪細胞の働きを活性化させる作用があります。脂肪代謝を高め、体についてしまった脂肪をどんどん燃やして溶かすことから、ダイエットの強い味方と言われているのです。

油の吸収阻害

食事で油を摂取したとき、通常は胃と小腸の間で胆汁が油を乳化したり、膵液によって油を分解したりすることで消化の準備を行い、小腸で吸収しやすい形へと作り変えます。カテキンは胆汁による乳化をブロックし、小腸での油の吸収効率を下げることが確認されていますが、詳しいメカニズムは未だ解明中です。

カテキンを飲むタイミングと濃度

脂肪燃焼や油の吸収コントロールなど、ダイエットへの嬉しいサポートが期待できるカテキン。どのようなタイミングでどのくらい摂取するのが理想的なのでしょうか?摂取する際のポイントをおさえておけば、より効果的にカテキンを活用することができます。

食前・食後

飲むタイミングに特に決まりはありません。例えば朝食と共に飲んでおけば、朝~昼にかけて1日の活動を開始する時間帯にカテキンの脂肪燃焼効果を高めておくことができるため、ダイエットに役立ちます。また食後に飲むことでカテキンの殺菌作用が働き、虫歯菌や消化器官の細菌を撃退する効果も期待できるでしょう。

1日に飲む量

お茶にはさまざまな種類がありますが、最もカテキンの含有量が多いのは煎茶です。急須でお茶を淹れるのなら、1日に2~3杯程度を目安にしましょう。カテキンのサプリを大量摂取した結果、肝障害が起きた例が報告されています。お茶として飲む場合、副作用が出るほどの大量摂取はほとんどあり得ませんが、念のため適量は守るようにしてください。

濃度の高さとダイエット効果

「高濃度茶カテキン」と呼ばれる濃度が特に濃いものは、通常のカテキンに比べてダイエット効果が高いと言います。また研究結果によると、1日に200mg以上のカテキンを摂取するとダイエット効果が出やすくなることがわかりました。この量は、普通の抹茶に換算して2g(小さじ1杯)以上にあたります。

カテキンの効果・効能

痩せたい人を応援してくれるカテキンですが、期待できる効果はダイエットだけにとどまりません。カテキンの持つダイエット以外の効果について、近年日本のみならず世界から注目が集まっており、さまざまな健康食品・日用雑貨への活用が検討されています。

殺菌効果

カテキンには強い殺菌作用があります。これは科学の研究が未発達であった数百年前から、庶民の間で経験的に知られてきたこと。食事中や食後にカテキンの多く含まれる緑茶を飲むことは、昔から大切な生活の知恵でした。近年ではその殺菌効果に着目し、マスクなどの衛生雑貨にもカテキンが活用され始めています。

中性脂肪の減少

ダイエット効果と一部共通する作用ですが、カテキンには中性脂肪を減らす働きがあることも確認されています。中性脂肪は脳梗塞・心筋梗塞など、さまざまな成人病の根本的な原因となるものです。

このことからカテキンの中性脂肪減少効果は、単に脂肪を減らして痩せるというだけではなく、中高年世代の幅広い健康増進へ貢献すると言えるでしょう。

口臭予防

カテキンの殺菌作用を利用して口の中の雑菌を撃退すれば、虫歯や歯周病の予防になります。カテキンには口臭成分と結合してニオイを抑える働きがあるので、食後に緑茶を飲む習慣は口臭予防の意味合いからも有意義です。こうした口腔衛生効果を期待して、ガムや歯磨き粉などにカテキンを含有した製品も開発されています。

認知症予防

認知症は脳の神経細胞が壊れていくことによって発症する病気です。しかし最近の研究によって、カテキンには神経を保護する作用があることがわかってきました。日常的にカテキンを含むお茶を飲む習慣をつけることで、認知症を予防したり、進行を遅らせて認知機能を改善したりする活用法が今後普及していくかもしれません。

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